大学生のころバイクに乗り始めるという方は結構います。自動車に比べて安価であることと、維持費も安いこと、またバイクに憧れを抱くのも、ちょうど大学生くらいの年齢の人が多いということなどもその理由として挙げることができることでしょう。
大学生に人気があるバイクを1台挙げるとすると、マンガ「WORST」にも登場するヤマハのドラッグスター400などがランキングでも上位にあがってきます。かっこいい大人の雰囲気があるアメリカンスタイルとしては、国産車の中でずば抜けて美しいフォルムを持っており、くせのない走りも魅力です。
大学生が初めて購入するとなると、まずは中古車からという人も多いことでしょう。そうなるとドラッグスター400の場合、年式が2000年代であれば30万〜40万円前後、2010年代なら50万円前後で手に入れることができます。アルバイトをしてお金を貯めれば、手の届かない額ではないでしょう。少なくともクルマを購入するよりは簡単です。
ライダーは自分の好みに合わせてバイクを選んでいます。好みはデザインであることが多いですが、外見からは分からない様々なスペックに魅力を感じ、自分のバイクを選ぶのです。人気バイクには共通するスペックがあります。
まず挙げられるのが排気量です。基本的にライダーは大排気量を好む傾向があり、250ccより400cc、400ccより750cc、さらには1000cc以上など排気量が大きければ大きいほど魅力を感じます。もちろん保有している免許の種類にもよりますが、自分が乗れる範囲で最高の排気量を持つ車種に乗りたいという気持ちは多くのライダーが持っています。
また、エンジン形式もこだわりを持つ人が多いです。特に冷却方式の好みは年代によって違いがあり、オールドライダーは昔懐かしい油冷に魅力を感じ、若い世代のライダーは性能に優れる水冷を好む傾向があります。
さらに、最大馬力も重要です。現実的にはその車種が持つ最大の馬力を発揮する場面は滅多にありませんが、馬力が高ければ高いほど人気があるのです。
バイクは通勤や通学に使う日常の足としても優秀ですが、長距離を走行する旅行に行けばバイクの醍醐味をより味わうことができます。
荷物は最小限に抑えます。自動車と違ってバイクは荷物の積載量が少ないため、持ち物を厳選する必要があるのです。着替えは一日分程度にして旅館に着いたら洗濯し、ドライヤーや歯ブラシなども備え付けのものを使うようにします。
どうしても荷物が増えてしまうのであればケースを付けるということも可能ですが、その場合は車体のバランスが変わるため長距離を走る前に近所を走って慣れておくべきです。
また、走行順路は事前に確認し、ナビなどに入力しておくと安心できます。道が分かっていればよそ見をしながら走ることがなくなり、さらに急停止を行うことも減るため安全に走行できるのです。